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3月は「ストーブ火災」に要注意!

火災は14分に1件発生

3月は火災件数が多い時期。総務省消防庁「消防統計(火災統計)」に公開されている過去7年分(2016年~2022年)の「全火災の月別発生件数」を見ると、3月の火災件数が最多となる年はうち5年となっています。

中でも気になるのは「死者が発生した住宅火災」です。その出火原因の上位はストーブによる住宅火災です。

「令和4年(1~12月)における火災の状況(確定値)」によると令和4年における全国の出火件数は36,314件で、うち建物火災が20,167件と半数以上を占めます。建物火災のうち半数以上を占めるのが住宅火災で11,411件にも及びます。

全体では火災件数は1日あたり100件、14分ごとに1件発生していて、火災は私たちの生活とは無縁ではないことが分かるでしょう。

ストーブからの出火に要注意

前出のデータでは、建物火災20,167件の出火原因も明らかにされています。

1位は「こんろ」で、次いで「たばこ」「電気機器」「配線器具」「ストーブ」の順となっています。

ただ、「死者の発生した住宅火災における出火原因」は「たばこ」「ストーブ」が上位です。嗜好品であるたばことは異なり、暖をとるためのストーブは多くの人にとって冬に欠かせない家電です。

「東京消防庁2023年2・3月号」ではストーブからの住宅火災について、電気ストーブからの出火が多くを占め、干した洗濯物がストーブの上に落下したり、ストーブの周囲に置かれた可燃物が接触したりすることが原因であると伝えています。

特に、暦の上では春でありながらも寒く、ストーブを使う人の多い3月は十分な警戒が必要です。

すぐにできる防火対策

前出の東京消防庁の資料では「ストーブ火災を防ぐポイント」として以下の5つを挙げています。

  • 外出時や就寝時は消す
  • 燃えやすいものを周囲に置かない
  • 布団やカーテン等を近くに置かない
  • ストーブの上や近くで洗濯物を乾かさない
  • 給油は消してから行う

さらに総務省消防庁は、火災予防対策のひとつとして、住宅用火災警報器の設置・定期点検・10年単位での交換を推奨しています。

火災被害者を分析すると、住宅火災警報器設置家庭は非設置家庭に比べ、死者数と損害額は半減、焼損床面積は約6割減となった結果もあります。

3月は普段以上に火災に気をつけたい時期ですが、対策に努めていても、100%防げるとは限りません。万が一の「備え」も改めて見直してみてはいかがでしょうか?

出典:総務省消防庁「消防統計(火災統計)」
https://www.fdma.go.jp/pressrelease/#anchor--05
出典:総務省消防庁「令和4年(1~12月)における火災の状況(確定値)」
https://www.fdma.go.jp/pressrelease/statistics/items/20231129boujyou.pdf
出典:東京消防庁「東京消防庁2023年2・3月号」
https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/camp/2023/202302/camp1.html
出典:総務省消防庁「住宅防火関係 住宅用火災警報器を設置しましょう!」
https://www.fdma.go.jp/relocation/html/life/juukei.html

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